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初めまして、菊川です。私が生まれたのは、おそらく皆さんが想像も出来ないくらいのど田舎だと思います。

森と田んぼとカブトムシ。町の人たちとは、本当にみんな家族のような暮らしをしていました。

地域の人たちにたくさんの愛情を頂きながら、幼少期を過ごせたことは「仲間と協力し合うことの大切さ」を私の価値観の中に形成できたので、とても幸せなことだと思います。

田舎に生まれた私は、とてもハッピーです。

そんな私は、中高６年間、吹奏楽部で音楽の「感性」や「チームワーク」や「努力の大切さ」など、いろんなことを学ばせてもらいました。最後のコンクールでは、6年間位一度もやったことがなく、先輩にも先生にもやっている人がいない技術に独学で挑戦しました。毎日毎日、研究し実演し、課題を明確にして、みんなで習得していきました。

結果、目標だった金賞を頂き「人生で、やってやれないことはない。自分たちの可能性は無限。」ということを実感することができたのは、大きな考え方の成長でした。高校時代は、大きな挫折などもなく、とても順風満帆な高校生活を過ごしました。

私が通っていた中学校は、一学年30名の本当に小さな学校。そこから、地域で一番の進学校に入学し、「世界の広さ」に大きな衝撃と刺激を受ける毎日でした。それほど、私の地元は人も情報も少なかったのだと実感しました。新しい刺激の多い毎日とともに、部活と学問の両立は、私にとって少しだけ大変なものでした。

少しカッコつけて言いましたね、「部活が好きすぎて、学問に身が入らなかった」と言うのが本音です。

その結果、大学受験に失敗という、人生で初めての挫折を味わうことに。

「人生が思うようにいかない、もどかしさ。」「やっぱり、努力しないと結果が出ない。」当たり前ですが、ようやく受験失敗を通じて、理解することができたように思います。と同時に、新しく進学するにあたり、「この選択でよかったと思える生き方をしたい！」と、自分の人生を絶対に後悔したくない、だから全力で目の前を生きようと覚悟を決めました。

今思えば、この時の「挫折」と「覚悟」が、自分を少しだけ強くしたと思います。

自分のことを「負けず嫌い」と思っていたのですが、実は、他の誰かではなく、自分に対して「負けず嫌い」だったことにも気付きました。この受験失敗は、私の人生であるべくして起きた成長の兆しだったように思います。

私は、インテリアに興味があったので福岡の建築系の専門学校に行くことにしました。一学年30人の小さな町から大都会に出てきて、毎日が本当に楽しく刺激の多い時間を過ごしてきました。図面を描いたり、工事現場を見たり、新しいことばかりで楽しくて仕方ありませんでした。そんな中、就職活動で当社と出会います。選考で吉野社長が、「お客様が泣いて喜んでくださるのがとても嬉しく、やりがいだ」と目を輝かせながら話して下さりました。「仕事って、大変でキツいものかな」と勝手に思い込んでいたのですが、「こんなにピュアにまっすぐ仕事をしている方がいるんだ、この人のもとで働きたい。」と素直に思い、入社を決めました。なんだか地元の人たちの「澄んだ目」を見ているようで、心地よさを感じたのもあります。

私の趣味はカメラで、人物や風景を通して感じる「私自身の新たな感性」に触れることにハマっています。「もっと広い世界を知りたい。もっと大きな自分の可能性を知りたい。」そんな思いで、シャッターを切っています。常に最先端の建物や空間に身を置くことは、私自身を成長させてくれます。

インテリアコーディネーターとして、お客様の理想を超える。つまり、お客様よりもプロとしてより多くの情報と体験、広い視野を備えておく必要があります。私は「趣味を極める」ことが「仕事を極める」ことに繋がるこの仕事で、たくさんの挑戦をし、世の中に大きな価値を提供していきたいと思います。